三次元バレル研磨機「MURAMASA」

開発ストーリー

アルミパーツの研磨仕上げは、アルミ素材ならではの質感を生かした表面処理方法として多くのユーザーに好まれており、具体的な手法としてはバフ研磨とバレル研磨に分類できます。
バフ研磨とは油性の研磨材をこすりつけたバフ布でアルミパーツを磨き込む手法です。プロの研磨職人が存在することからも分かるように、自分の顔がしっかり映り込むほどの鏡面仕上げは、カスタムテイスト満点です。
 
一方のバレル研磨は、パーツと研磨材=メディアを互いに擦り合わせて摩擦させながら磨く作業方法です。こちらはカスタムよりも工業系の製造現場で、例えば金属部品を成型した際にできるバリを取ったり、メッキ前の下地磨きなど、大規模で大量生産を効率的に行う際の一工程で使われる研磨方法としてポピュラーです。
しかしアフターマーケット業界を見れば、これまでアルミパーツの研磨といえばバフ研磨がほぼ100%でした。なぜなら、先述のとおり従来のバレル研磨機はあくまで工業用として開発された機械だったからです。
海外ではDIYユーザー向けに小型のバレル研磨機を販売しているメーカーがあったり、国内にもコンパクトな機械を製造しているメーカーは存在しますが、それらは主として小さな部品を対象とした製品であり、自動車やバイクのホイールを磨けるほど大きくはありません。
 
こうした状況に対して、私たちが開発したMURAMASAの最大の特徴は強力なモーターに固定されたパーツが「回転」「上下」「スイング」の三次元の動きをすることです。他に類を見ない三次元研磨技術によって、アルミパーツのポリッシュに関して工業用バレル研磨機の能力と仕上がり品質をショップレベルで実現できる研磨機になりました。
研磨の基本原理としては、固形のメディアと水が入っている、一般的な浴槽の3倍ほどもある容量600リットルの大型バケットにアルミパーツを押し入れ、回転運動と上下運動と揺動を同時に、なおかつランダムに繰り返します。
一般的な磨き作業ではバフが接する一カ所ずつしか磨くことができませんが、MURAMASAは研磨するパーツ自体がメディアの槽に押し込まれまれながら、三次元動作によって一度に全体を研磨できます。  
バレル研磨機の多くは、モーターや振動によってバレル槽内のメディアを対流させて、その中に投入されたパーツはメディアと一緒に槽内で揉まれることで徐々に磨かれます。
大きめの槽でスパナやメガネレンチなどのハンドツールを磨く際は、一度に数十個を処理することもできますが、自然に対流するメディア任せの部分もあるため、処理時間は長くかかります。
それでも大量生産の現場であれば、複数のバレル槽を同時に稼働させるため問題ないのです。  
一方MURAMASAは、メディアを満たした大型バケットの中で回転軸に固定されたパーツをモーターで強制的に回しながら研磨するため、自然対流式に比べて研磨効率は圧倒的に高く、作業時間を劇的に短縮できます。
ホイール研磨の一例を挙げると、古い塗装を剥離してサンドブラストで下地を整えてMURAMASAにセットすれば、粗研磨用メディアで20分、仕上研磨用メディアで10分研磨するだけで美しいポリッシュ仕上げとなります。
このスピード感は手磨きではどう頑張っても太刀打ちできません。つまりMURAMASAは、作業時間短縮の強い味方になるのです。
 
時間短縮に加えて、研磨のクオリティがハイレベルで均質であることもMURAMASAの特長です。自動車用のアルミホイールやバイクのエンジンカバーには形状が複雑なものも多く、バフ研磨では回転バフや研磨布が届かないこともあります。
しかし粗研磨と仕上げ研磨の2段階で進行するMURAMASAのメディアは、円錐形状の粗研磨用が直径18mmで高さ20mm、球形の仕上げ研磨用は直径3、4、5mmときわめて小さいため、狭い隙間まで行き届いて確実に研磨します。
磨ける部分と磨けない部分の差が明確に分かってしまう手磨き作業に対して、メディアが強制的に接するバレル研磨機はその差がなだらかなグラデーションとなるため、違和感のない自然な仕上がりとなります。もちろん、その輝きはパーツ全体で均質なので、輝き加減にもムラはありません。
ホイール研磨の場合、リム部分だけのならホイールを回しながら研磨できますが、形状が複雑なディスク面をバフ研磨で均一に仕上げるのは至難の業です。しかしMURAMASAに任せておけば、どんなデザインのホイールであっても三次元研磨によって簡単に美しく研磨できます。
 
ついでながら、美しい鏡面仕上げが魅力のバフ研磨の表面の光沢には、磨き棒の研磨材成分とともに磨き棒に含まれる石けん基、つまり油分によるワックス効果も含まれています。
そのため、お湯を掛けたり脱脂洗浄を行うと油分が落ちてしまい、金属素地を磨いた際にパーツ表面に残った小傷やスクラッチが露呈してしまう場合もあります。
一方、MURAMASAで研磨されるパーツは、バケットの中で無数のメディアに押しつけられて回転させられるアルミ表面が、繰り返しメディアで叩かれることで硬く改質されます。
さらに仕上研磨用バケットの水には界面活性剤が混合されているため、アルミ素材の表面を脱脂しながら磨く効果もあります。つまり油分によって輝くバフ研磨と、油分を洗い流してアルミ素材そのものの輝きを引き出すバレル研磨は、研磨の原理が正反対なのです。さらに素材自体を叩きつつ磨くことで、さびにくくなるものバレル研磨の特長です。
それでもバレル研磨はバフ研磨に比べて鏡面度が劣るというイメージがあるかもしれませんが、MURAMASAは作業工程とメディアの選定次第で大量生産品と同等の光沢からカスタムテイスト満点の鏡面仕上げまで、どのような研磨にも対応できます。
研磨職人の経験とノウハウに頼る部分が多い微妙なニュアンスまでタッチパネル操作ひとつで、誰でも得られるのが大きな強みです。
手間が掛かる上に研磨材で汚れる磨き仕事をMURAMASAに任せることで、1日8時間、休むことなく最初から最後まで同じクオリティを得ることができます。そうすることでさらに付加価値の高い仕事が可能となり、ビジネスの収益率を確実にアップできます。
中古ホイールの再生やドレスアップ・カスタムビジネスにとって最高のパートナーとなります。

こんなユーザーにおすすめ

ホイール修正&ドレスアップショップ バイク&自動車カスタムショップ

特徴とメリット

三次元研磨で隈なく隙なくアルミパーツをポリッシュ!

  • 研磨時間はたった30分!
    高出力モーターがダイナミックに研磨します
  • 二種類のメディアが複雑な形状にも追従!
    アルミホイール、アルミパーツをムラなく輝かせます
  • バフ研磨につきものの汚れ作業と無縁です!
    メディアは水槽に入っているので研磨粉が飛散しません
  • 中古部品の価値をアップ!
    付加価値を与えることで利益向上につながります

製品情報

革新的な三次元研磨技術を有するバレル研磨機。
アルミ製品の研磨性能が格段に向上し、複雑形状部品であっても効率的に研磨可能。
タッチパネルによるオペレーションなので、誰でも簡単に操作が可能です。
研磨メディアは、粗研磨用と仕上研磨用をご用意しております。

外装寸法 1210 mm
奥行 1480 mm
高さ 2000~2550 mm
本体重量(バケット別) 480kg
本体固定方法 アンカーボルト8ヶ所
本体材質 スチール
電源 3相200V 6A
操作方法 液晶タッチパネル
動作タイマー 1秒~99分59秒
作動方式 エアーシリンダー
駆動方式 モーター
推奨コンプレッサー 3.7kW/5PS 以上
緊急停止ボタン2ヶ所 コントロールパネル
外付けコントローラー(コード:6m)
付属品バケット バケット2台、ハンドリフト1台、各研磨メディア、仕上研磨剤、アタッチメント2種
単体寸法 1100mm
奥行 1100mm
高さ 920mm
バケット容量 600L
バケット単体重量 180kg
バケット移動方法 油圧ハンドリフト
バケット材質 スチール
粗研磨用
樹脂メディア
500kg
仕上研磨用
セラミックメディア
600kg
仕上研磨剤 18L
本体価格
(税別・送料別)
¥5,980,000
(税込・送料別:¥6,578,000)
※2021年10月1日より新価格になりました。

製品特徴

  • プログラミング機能で効率アップ

    操作パネルは、タッチパネル式。
    「上下運動」・「スイング運動」・「回転スピード・時間」は、お好みで調整可能。
    研磨するワークの形状に合わせた動作の設定が可能です。
  • 球状バケットで効率よくメディア攪拌が可能

    バケットの形状を球状にすることで、効率よくメディアを攪拌しながら研磨が可能となりました。
    全てのメディアを満遍なく使用するため、磨きムラをなくし、また、メディアの寿命を延ばします。
  • 多彩なアジャスト機能でどんなパーツにも対応

    エアーシリンダーの可動範囲やバケットの設定位置は、マニュアルで自由に調整可能。
    部品に応じて、バケットへの干渉位置調整や磨き位置調整の限界値を設定できます。
  • 研磨メディアは、粗研磨用と仕上研磨用をラインナップ

    粗研磨用樹脂メディアと、仕上研磨用セラミックメディアの2 種類をラインナップ。
    それぞれ専用バケットですので、付属のリフトで簡単にバケット交換が可能。
    バリ取り、塗装前足付け、鏡面仕上げ等々、目的に応じて使い分けが可能です。
  • 冶具次第で可能性は無限大

    部品に応じた冶具を製作すれば、ホイールやリムなどのような円形の製品だけでなく、ブレーキキャリパーやエンジンパーツなど、様々な部品・様々な用途にご使用できます。
    導入後の冶具製作や技術的なお問い合わせは、御気軽にご相談ください。
  • コストパフォーマンスに優れたランニングコスト

    日々の消耗品は、水と洗浄液程度ですが、毎日交換する必要はありません。
    使用頻度にもよりますが、水の入れ替えは2~3週間に1 回でOK です。
    研磨メディアが減ってきたら、そのつど補充するだけOK です。

アルミホイール施工例

寸法図

専用備品

画像 商品名 サイズ/容量 品番 備考 税別価格
粗研磨用
樹脂メディア
直径:約18mm
高さ:約20mm
/25kg
1058 樹脂製 ¥37,000
(税込:¥40,700)
仕上研磨用
セラミック
メディア
約3mm/25kg 1972 セラミック製 ¥37,000
(税込:¥40,700)
約4mm/25kg 1971
約5mm/25kg 1059
仕上研磨剤 18L 1060 仕上バケットに投入する研磨剤。
1回の水替えで1~2L使用。
¥20,000
(税込:¥22,000)

安全対策

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