DIYアルマイトKit「Dr.アルマイトJr.」

DIY アルマイト kit 『Dr.アルマイトJr.』
 
 

きれいでオシャレなアルマイト加工が
自宅やガレージで簡単にできる
DIYキット

科学実験の感覚で本格的なアルマイトが完成
ワンオフやカスタムパーツ製作の強い味方です。

アルミニウムの表面処理としてポピュラーなアルマイト。塗料や塗装環境に関するビジネスを行うカーベックがこの分野を手がけることに違和感を覚える方もいるかもしれません。しかし扱う製品の大半が素材の表面を改質をテーマとしていることを考えると、アルマイトもまた表面改質の一環としてとらえることができます。なにより、身の回りの材料で電気化学的な反応を体験できるという手軽さと、鮮やかな色合いに仕上がる楽しさは、DIYキット製作の大きな動機となっています。このキットでアルマイトの世界を知れば、新たな製品開発のヒントになるはずです。

開発ストーリー

アルミニウムのカラーリングの定番
アルマイトでカスタムや個性をアピールできます

このキットひとつであなたもアルマイト職人!

Dr.アルマイトJr.はアルマイト加工に必要なアイテムがすべて入っています。これ以外に「10~15Vの直流電源」「ステンレス鍋とコンロ」「旧アルマイトを剥離するもの」「脱脂用洗剤」「サンドペーパーやコンパウンド」なども必要です。
Dr.アルマイトJr.には10色の染料が入った「Aキット」と、10色中からお好みの1色を選べる「Bキット」があります。

同じデザインの部品でも色の違いによってイメージは大きく変わるので、アルマイトの染色はカスタムに最適です。染料を使わず電解処理だけ行うと、アルミ素材ならではの光沢仕上となります(シルバーのファンネルは染料を使わないアルマイトです)

いろいろな方々とさまざまな塗料について話をする際に、どうしても受け入れられない表現のひとつが「あ、それってドブ漬けでしょ」というものです。ドブ漬けの“ドブ”って何なんでしょう? 大きな槽に液体があって、そこに塗装するパーツをドボンと漬けて引っ張り上げるイメージでしょうか。
私たちの感覚では槽や液体に電気を流さない、たとえばペンチやニッパのグリップにゴムの皮膜を付けるようなディッピングや、無電解メッキはドブ漬けかもしれません。しかし工程は同じように見えても、カチオン電着槽は塗料自体に電気を与えて、塗装する金属に対して電気的に密着しています。同様にニッケルメッキやクロームメッキも、メッキ皮膜を形成するために電気を使っている点で、ドブ漬けではありません。イメージの問題かもしれませんが、もう少し的確な言葉を選んで欲しいと思うことがあります。
塗装専門のカーベックがアルマイトキットの「Dr.アルマイトJr.」を開発したことに、違和感を覚える方もいるかもしれません。しかし上記のように、私たちは表面処理全般に興味を持っています。手段として化学的、電気的、物理的を問わず、何か手を加えることで素材や表面が改質されることが楽しくてたまらないのです。バレル研磨は物理的な表面改質ですし、サンドブラストも使い方次第で素材の表面を改質します。その事例のひとつとして、アルマイトにも興味を持ったというのが、キット開発の大きな動機となっています。12Vバッテリーひとつでアルミの表面に酸化皮膜を作れて、さらに塗装とは異なる染色ができるなんて、楽しいと思いませんか?


染料はすべてカーベックのオリジナルカラーで、定番の人気色である赤(パッションレッド)や黒灰(ターマックブラック)をはじめ、鮮やかで個性的な緑(グリングリーン)、桃(モンローピンク)など10色のバリエーションで効果的なカスタムを演出します。

もちろん単なる個人的な趣味だけではなく、普段はペイントを行っている方にとってもニーズと興味を持っていただける製品であると自負しています。カスタム系のショップにとっては、ホイールナットやエアバルブ、自社で削り出したワンオフパーツを内製でアルマイトできるというのは、他社との差別化の点でも大きなメリットとなるはずです。実際、このキットはカスタムカーやカスタムバイクショップから好評をいただいています。アルミパーツはもとより派手な印象がありますから、そこに個性的な色を載せればカスタムにとっても親和性が高く、ユーザーに対しても効果的にアピールできるわけです。


知らなくても加工はできますが
アルマイトの基礎知識も説明しましょう


アルマイトとは何か? という原理を最初から勉強しても、あまり興味のない方もいるでしょうし、ネットで探せばいくらでも詳しく解説しているページがあるので、ここでは簡単にサラッと説明しましょう。
最も重要な点は、
1.アルマイトは塗装ではない
ということです。ここを明確にしておかないと、文頭の「ドブ漬け」のフレーズが頭をよぎってしまうかもしれません。

粉末の染料を水に溶かして、電解処理が終わった部品を漬けると「染色処理」が始まります。色が着いていても染色と塗装は原理が異なります。

染料の水溶液で徐々に着色します


そして
2.アルマイトには直流電流を利用する
ことも重要です。これによって「ドブ漬け」からさらに離れて、電気的な表面処理であることを認識していただきたいです。


自動車用の12Vバッテリーは、アルマイト加工用の直流電源として簡単に手配できるものです。電解処理によって放電すると酸化皮膜の形成に影響が出るので、充電器をつなぎながら作業することをお勧めします。

電気の流れを確保してバッテリーを接続します


加えて
3.アルマイトはアルミニウム合金にしか施工できない
ことも重要です。つまり「ステンレスにアルマイト」「鉄にアルマイト」はできないのです。


アルマイトはアルミニウム表面に酸化皮膜を形成する電気化学的な処理です。電解槽のアルマイティーは酸性溶液で、鉄やステンレス素材では処理ができません。
染料で色を着けても着けなくてもアルミニウム素材ならアルマイトは可能ですが、鋳造品やダイキャスト製品は発色が良くないことが多いです。

これらを前提条件とした上で、アルマイトの原理や特長を紹介しましょう。
そもそもアルマイトとは、空気中で酸化しやすい=サビやすいアルミニウムの表面処理方法として考案された技術です。金属のサビを防ぐには一般的には塗装が用いられますが、無処理のアルミニウムの表面に酸化皮膜を一層つけて、それ以上錆びさせないようにするのがアルマイトの役割です。
具体的な処理方法は、希硫酸やシュウ酸など酸性の溶液の中にプラス(陽極)の電極を付けたアルミニウムと、マイナス(陰極)の電極をつけた鉛板を入れて直流電流を流します。Dr.アルマイトJr.では、このための電源として12Vの自動車用バッテリーを使います。
溶液中に電流を流すと、酸性溶液中で電気分解が起こってアルミニウムの表面に酸化皮膜が形成されます。この反応は電気化学的に進むため、使用する電圧や反応時間(電解時間)によって、酸化皮膜の厚さが決まります。
アルマイトによる酸化皮膜はアルミニウムの表面に重なるだけでなく、素材に浸透するように成長するのは、塗装やメッキとの相違点です。そのため、一度処理された部品のアルマイトを剥離すると、元の母材寸法から若干マイナスする特性があることは考慮しておきたいポイントです。酸化皮膜の厚さや寸法の変化はアルミニウム合金の種類によって変化するためその影響を一概に判断することは難しいのですが、寸法精度が厳しい部品の再アルマイトには注意を払った方が良いでしょう。


自社でアルマイト工場を構えた経験から
あらゆる疑問や質問にもお答えできます

鮮やかな10色はカスタムに最適!

  • 赤 パッションレッド

  • 桃 モンローピンク

  • 紫 トスカーナパープル

  • 橙 サンライズオレンジ

  • 黄 クレオパトライエロー

  • 緑 グリングリーン

  • 青 バケーションブルー

  • 黒灰 ターマックブラック

  • 黒紺 ギャラクシーブラック

  • 茶 ベアーブラウン


動画で納得 染色処理の仕組み


アルマイトにおける酸化皮膜のユニークなところは、この皮膜には目に見えない小さな孔が空いていることです。孔といっても底があるので、アルミニウムの表面に貫通しているわけではありません。そしてアルマイト処理直後にこの孔に染料を染み込ませることで、最終的にカラーアルマイトとして仕上げることができるのです。
細かく解説すればどこまででも深く掘り下げることができるのですが、ざっくりといえば
「希硫酸溶液中で、無処理のアルミニウムの表面に電気を使って酸化皮膜を形成する」と捉えておけばよいでしょう。
アルマイト処理をすることで、アルミニウムには酸化が進行しなくなる「耐食性向上」、酸化皮膜によって表面硬度が上昇することによる「耐摩耗性向上」、染料で着色することによる「装飾性・美観性向上」、酸化皮膜が電気を通さないことによる「絶縁性」といったいくつもの特長が付加され、価値が上がります。
アルマイトについて深く興味を持った私たちは、DIYユーザー向けの販売キットの開発と並行して、本格的な量産も可能なアルマイト工場を自社内に設置しました。そのためにスタッフは毒物劇物取扱責任者の資格を取得し、万が一でも有害物質が敷地の外に流出しないよう工場には回収設備も備えました。現在はアルマイトの施工業務は終了していますが、この時に蓄積した経験とノウハウにより、Dr.アルマイトJr.で起こり得るあらゆる事象と対策方法を把握していることは、自信を持ってこのキットを販売できる裏付けとなっています。


かつては自社内に本格的な設備を持ち、工業系アルマイト処理の経験もあるカーベックでは、アルマイトに関して膨大なノウハウを蓄積してきました。そのためDIYユーザー向けにも分かりやすい施工説明書を用意できる上に、作業上の疑問や質問に対しても的確にお答えすることができます。

バッテリーに繋いだアルミパーツから小さな気泡が立ち上り、電解処理が進んでいる様子を実感し、鮮やかな色が着く染色処理を体験すると、アルマイトはドブ漬けなどではなく「電気化学的な反応」であることが理解できると思います。
最初は「色が変わるのが面白い、楽しい」という感想でも良いですが、自宅や自社ブースでさまざまな機能性のあるアルマイトができることが分かれば、目端の利く方ならきっと事業への活用方法が思い浮かぶに違いありません。

 

施工例

アルマイトとは?

アルマイトとは、アルミニウムの表面に電解処理による人工的な酸化皮膜を生成させる表面処理のことで、一般には陽極酸化処理と呼ばれます。
アルミニウムの表面はほかの金属に比べ、柔らかく、傷が付きやすいため、それらを防ぐために表面処理を施す必要があります。その表面処理のことをアルマイト(陽極酸化処理)と呼びます。

アルマイトとは?

『Dr.アルマイトJr.』は、酸化皮膜を着色するいわゆる「カラーアルマイト」を施工するためのキットです。電解処理により酸化皮膜を生成すると、皮膜には目には見えない無数の小さな穴が開きます。カラーアルマイト施工では、この穴に染料を染み込ませ、最後の封孔処理において穴を塞ぎます。

アルマイトとは?

アルマイトの特徴

  • アルミニウム素地の状態より、耐腐食性が向上します。
  • 表面硬度が固くなり、耐摩耗性が向上し傷防止になります。
  • アルマイト処理されたものは電気を通しません。
  • 装飾性が上がるので、お洒落な質感が得られます。

アルマイト処理が不可能&不向きなもの

  • アルミニウム以外の金属。
  • アルミ以外の材質が圧入されており取り外しが不可能な物。
  • アルミダイキャスト製品や鋳造品など、アルマイト加工に向かない場合があります。

アルマイト処理の流れ

開始
「グリングリーン」から「ギャラクシーブラック」への色替え
下地処理
接点確保
電解処理
水洗
染色処理
水洗
封孔処理
水洗
完成

Dr.アルマイトJr. キット内容

Dr.アルマイトJr. キット内容
  • マイティー槽×1
  • マイティー槽受け皿×1
  • 冷却材×1
  • 電源配線×1
  • アルミ線×1
  • クリップ×2
  • ハンガーバー×1
  • 攪拌スポイト×1
  • 取扱説明書×2
  • タイマー×1
  • 鉛板×1
  • 温度計×1
  • 電解液×1
  • 封孔剤×1
  • カビ防止剤×1
  • 染料(Aキット10色、Bキット1色)

染料カラー

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